鈴木智彦著『サカナとヤクザ』補稿

新刊の資料、補足、写真、こぼれ話。

途方もない数の遭難者、その象徴としての千人

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千人塚海難漁民慰霊塔:千葉県銚子市川口町2丁目6426−3

第四章に出てくる千人塚。高寅の時代の慰霊碑もある。漁師たちの生活が刹那的だったのは、危険な仕事だったからでもあるだろう。今でも地元の人が花を手向けている。

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昭和三十五年に建立された慰霊塔には、すべての側面に犠牲者の名前が刻まれ、以下の碑文がある。

 

五月雨や

幾千漁士の

眠る丘

 

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銚子の川口が海の三大難所とひとつと呼ばれていた時代は、もはや過去のものなのかもしれない。新航路のおかげで海難事故は激減した。

 

大船頭の銚子イワシ話 (ふるさと文庫)

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