鈴木智彦著『サカナとヤクザ』補稿

新刊の資料、補足、写真、こぼれ話。

押収された密漁団の道具はすべてが当人に買い戻される。

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テレビでナマコ密漁団の使う独特な道具をみたことがある方もいると思います。海上で一切、ライトを使わない彼らは、台所用のザルに防水ライトを結束バンドでくくりつけている。かっこわるいが安いし使い勝手がいいそうです。

 

現行犯逮捕はブツ(密漁した海産物)、人(密漁団)、道具の三点セットが必要なので、逮捕される時にはたいてい道具も警察に押収されます。押収されたそれらのほぼすべてが、結局、密漁団が買い戻してるときき、最初は信じられませんでした。

まさかと思った。ところが本当なんです。検察官も分かってるはずです。公的に質問をぶつければとぼけるでしょうけど、分かってないなら馬鹿です。この絵を撮った北海道のテレビ局の報道部も道新も、なぜ突っ込まないんですかね。警察からネタ貰って楽な仕事してんだろうな。羨ましい。

山口組誠友会は、札幌にある直参なんですけど、そのトップである舟木さんが亡くなった時、司組長や高山若頭も参列しまして、実話誌や写真週刊誌のほか、地元マスコミも葬儀会場に来たんですけど、道新のカメラマンは道警の刑事と一緒にきました。仲いいんすね。

北海道警察ってのはすごく面白くて、お山の大将です。広報がすべてを仕切っています。本部長を飲みに誘うのも広報を通さなくてはならない。記者クラブの新人が赴任してくると身上書を提出させるんだそうです。家族構成とか、親戚の仕事先とかです。通信社や全国紙の記者はあちこち回るので、そのおかしさに気付くんですけど、ま、面倒なんで従ってる。というより従わないとつまはじきにされます。たぶん全国で唯一でしょう。『サカナとヤクザ』にも書いてやろうかとおもったんですが、無関係な攻撃になるのでやめましたw

 なのでフリーなど完全に相手にしてくれません。事件が起これば、警察に当てたというアリバイを作るため所轄に行きますが、取材拒否になるのはわかっている。おかげで警察などはまるで当てにせず、密漁団と直でやりとりできるようになりましたが。

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本当はすべてアップしてもいいんですけど、『サカナとヤクザ』で検察庁のどこかは伏せたので一部だけ載せます。俺のばーちゃんの墓から徒歩5分の場所にある検察庁の支所です。うちの墓は館のみつ豆と水晶飴と保証牛乳のソフトクリームがおいしい港町にありますw

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ちゃんと冒頭のザルも載ってます。まったくマンガみたいな話です。

 

 

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