鈴木智彦著『サカナとヤクザ』補稿

新刊の資料、補足、写真、こぼれ話。

ダイバーがナマコを入れる玉ねぎ袋

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北海道檜山郡上ノ国漁協で撮影


ナマコ漁は、桁引きと潜水の二種類があります。前者は船の上からどでかい鋼鉄製の熊手を落とし、それを引っ張って海底をさらう漁法です。岩礁地帯ではできません。そうした場所では潜水で獲ります。漁協が潜水部会を作るか、プロのダイバーに委託するか、二通りの方法がある。

ダイバーは獲ったナマコを玉ねぎの袋に入れ、袋が一杯になったら船に揚げます。最初、なんか見たことあんなーと思っていたけど、まさか玉ねぎの袋とは思わなかった。取材しないとこういうディティールはわからない。そして、こういう細部が知りたい。ライターはディティールを書きたがる人間なので、その手の記述がずっぽりぬけてる記事はエア取材です。間違いない。

 ちなみに裏のダイバー……密漁団が使うのは首に撒く網です。

ナマコ

ナマコ

 

 

 

ナマコを歩く―現場から考える生物多様性と文化多様性

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