鈴木智彦著『サカナとヤクザ』補稿

新刊の資料、補足、写真、こぼれ話。

第五章 北海道・根室

花咲港のイカ釣り船

いまのイカ釣り船は、イカをおびき寄せるためのライトがLEDになっていて、ずいぶん雰囲気が変わってしまった。根室の章に、この街が賑やかだった頃、全国から根室にやってきたイカ釣りの船を係留する場所がなく、5隻、6隻数珠つなぎにしていたという証言を載…

ホクレンフラッグと間違えて、ロシア人に出した旗

『サカナとヤクザ』に出てくる旗、まさにそれだけの写真ですw 相手が日本語分かんないでよかったw NHK出版 これならわかる ロシア語文法 入門から上級まで 作者: 匹田剛 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2016/02/16 メディア: 単行本(ソフトカバー) こ…

どうしてあれほど、ロシア人に直当てしたかったのか。

ハーレーがロシア人相手のコミュニケーションに役立つとは思わなかった。 当時、日本に入ってくるロシアの船が、ほぼ確実にカニの密漁船であることは掴んでいた。カニの業者から、本国でばれると大変なのでインタビューには応じるはずないと忠告されていた。…

陸に上がった北海の大統領がオープンしたキャバレー。

根室市梅ヶ枝町にある”村さ来”の場所に、かつて北海の大統領と呼ばれた石本登がオープンさせたキャバレー南千島があった。全道からホステスを引き抜き、前借り金や引っ越し費用も石本が負担して約50人を揃え、昭和43年(1968年)にオープンしたマンモスキャ…

軽トラで根室まで走って、最後のレポ船主を直撃した理由

「島を返せ」ってすごくないですか。北海道でも根室だけです。街中のあちこちに「北方領土を返せ」というスローガンが貼ってあるのは。『サカナとヤクザ』に出てくる田中勇一さん…最後のレポ船主なんですけど、もう島がかえってくるとは思ってない、と言って…

花咲港のロシア船

色目が暗くてすぐ分かります。不審船団の趣です。写真撮ると揉めると脅されたので、望遠レンズで撮影してるw 根室はあちこちにロシア語の看板があるんですが、花咲港にもあります。 北方領土問題―4でも0でも、2でもなく (中公新書) 作者: 岩下明裕 出版社/…

玄関先に羆の剥製があって、シャワーが出ないのに1万円だったホテル。

第五章に出てくるホテルです。空調はいさぎよく温風スイッチのみ。ま、根室の気温だと全然問題はないんだけど。 あと、この話は書かなかったんですが、ジャティック事件で米兵を隠したり、特攻船の陸周り(暴力団側の見張り)がたむろしていた玉屋旅館ってあ…

根室・特攻船のシルエット

別のエントリーにも書いたが、俺は乗り物やカメラの描写がやたら多く、詳細になります。特攻船に関しては、遠慮なく自分の趣味を発揮して取材・検証しました。最高速度や改造方法、操縦のテクニックなど、詳細に聞き書きした。他の書き手なら無視するような…

釧路から根室に向かう途中、思わずバイクを止めた場所。

釧路から根室まで、もう何往復したかわかりません。走るたびに綺麗で北海道らしい風景と感じる。根室では見たこともない野鳥がこうした風景をバックに飛んでるだけではなく、ごみステーションで生ゴミを漁っておりますw ものすごくシュールな光景です。 倦…

根室に残る密漁の残滓

密漁で栄えた根室には、全国から有名な店のコックが集められました。そしてたくさんのオリジナル料理を考案した。それだけ街が賑やかだったわけです。『サカナとヤクザ』で、もっとも取材と執筆に時間をかけたのが根室の密漁です。関係者に直接話を聞けるの…